松島出身で、ニューヨークにて俳人として活躍されている月野ぽぽなさん(木川実千代(旧姓:日野)さん)が、「人のかたち」(50句)で、第63回角川俳句賞を受賞されました。
角川俳句賞は「俳句界の芥川賞」ともいわれ、俳人の登竜門として知られる歴史ある賞のひとつです。
なお、ぽぽなさんの旧姓、日野でピンと来られた人もいるかもしれませんが、東京箕輪会の2代会長、日野久三郎さんは、彼女のおじさんだそうです。
月野ぽぽなさんの「人のかたち」のなかから、選考委員の仁平勝さんが選評のなかで紹介していた句を3つ紹介しておきます。
水かけて家壊すなり橡の花
一匹の芋虫にぎやかにすすむ
息止めて聖夜の肉に刃を入れる
〜月野ぽぽな「人のかたち」より〜